持ったときにすっと手になじむお茶碗です。
ご飯を食べ終えると、お茶碗の底に描かれた椿が現れます。
・辰砂:陶芸では出すのが難しいと言われている赤。鮮やかな赤は食卓を華やかに彩ります。
・呉須(紫):呉須の鮮やかな青をベースに調合した紫色。紫色に椿の赤が映えます。
・呉須(緑):島根県温泉津町産の長石で調合した呉須。不純物の多い温泉津町の長石が、味わいのある色を生み出します。
・呉須(水色):島根県益田市産の長石で調合した呉須。淡い優しい水色が特徴です。
・青磁:5色の中で唯一マットな質感の青磁。シンプルなカラーで飽きなく使っていただけます。
【有限会社 椿窯】
江戸時代以降水瓶の一大産地として栄え、大きな登り窯が残る島根県大田市温泉津町(ゆのつちょう)。
水瓶の需要が衰え窯元が危機に瀕する中、登り窯と石見のやきもの文化を守るため、陶工河井寛次郎の依頼で京都から移住し、昭和44年に有限会社椿窯は開業した。
寛次郎直伝の釉薬、辰砂、青磁、呉須の3色をベースに、地元産の長石を配合したオリジナルの釉薬2色を加え地域に愛される窯となった。